ストレッチで筋力アップ

寝たきりや転倒防止など、元気なエイジングのためには、ある程度の筋力は必須です。

筋力増強には筋トレ、というのが常識といえば常識。ストレッチで筋力アップ、なんて言うと、「そんなわけがないだろ」と怒られちゃいそうですね。ですが、運動をしていない人の場合、ストレッチによって筋力が増強することがあります。

ルイジアナ州立大学のアーノルド・ネルソンらは、トレーニングをしていない人に、右ふくらはぎのストレッチを、30秒×4回、週に3日、10週間行ってもらいました。すると、ストレッチした右ふくらはぎは29%筋力があがり、ストレッチしていない左ふくらはぎも11%筋力があがったというのです。

このメカニズムは不明ですが、鹿児島大学の上川百合恵が、池田准教授らと行った研究では、繰り返しストレッチを行うことで、筋特異的転写因子が増加が確認され、これによる筋タンパク合成の促進が示唆されています。

こうした分子レベルでの現象以外にも、そもそも、運動習慣のない人の場合、ストレッチによって動きやすいからだになれば、より活発に動くようになり、それまで、運動していなかった分、筋力が付くのではないかとも考えられます。

一方、運動習慣のない人が、筋トレをした場合には、逆に、柔軟性が向上します。筋トレで使う部分の可動域が向上するのです。これも、今まで動かしていなかった分、筋トレで動かすことで可動域が広がるわけです。

運動してみよう、と思ったときに、筋トレがいい、とか、ストレッチがいい、とか考えるよりも、とりあえず、何か始めてみることがよさそうです。無理をしない限りは、何をやっても、からだは良い方に変化するのです。

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