シニアが筋トレするときの注意点(3)

引き続き、シニアの筋トレ時の注意点、その3である。

3)人の言うことを鵜呑みにしない

なんというか、素直さは必要だ。
よくいるでしょ、自分なりの理屈を振りかざして、
人の言うことを受け入れない人。

そういうのも困る。
だけど、鵜呑みにするのもよくない。

要するに、健全な常識を持とうよ、ってこと。
あまり極端な発言に引っ張られないようにしたい。

どの世界でもそうだと思うけれど、

目立つためにはある程度尖ったことを言う必要がある。
 
昔、ホリエモンが、金があれば何でも手に入る、
というようなことを豪語していたことがあった。
 
もちろん、金があれば手には入るものも多いのだが、
金があれば「なんでも」手に入るわけではないことは、
当たり前すぎて議論の余地もない。
 
しかし、ホリエモンというキャラクターを立たせるためには、
かれは、ときに、そのような極端なことをいうことがある。
 
(ことによると当時は本気でそう思っていたのかもしれないが)
 
問題は、それを真に受けすぎること。
 
ホリエモンみたいな稼ぎもないふつうの男が、
金さえあれば何でも手に入る、なんて言っていたら、
よくて失笑を買うか、下手したら人格を疑われるだろう。
 
そんなことはみんなわかっていて、
だから、ホリエモンのことをそれなりに認めつつも、
彼と同じことを言いだしたりはしない。
 
だが、同じ様なことが、トレーニングや、ダイエット、健康法の世界ではまかり通っている。
 
ホリエモンよりもさらに昔、大宅壮一という当時高名だった評論家は、
コンニャクダイエットと称して、こんにゃくばかり食べて栄養失調で亡くなった。
 
世にも美しいダイエットという、
現在の糖質制限にちかいダイエットを提唱していた宮本美智子さんも、
多臓器不全で51才でなくなっている。
 
コンニャクダイエットはともかく、糖質制限については、
私は必ずしも効果がないとは思っていない。
ライザップによって実際にやせた人も知っているし、
人によっては、あるいは状況によっては効果があることは否定できないと思う。
 
ただ、すぐに体が変化すると言うことは、
それだけ体に負担があるはず、という、
極めて常識的なことを再確認したいのだ。
 
話がトレーニングからずれてしまったが、
トレーニングにおいても、同じ様なことはある。
 
最大強度の何パーセントを何レップだとか、
あるいは、
インターバルは何秒が効果的だとか、
週に何回トレーニングすべきだとか、
そういった情報を鵜呑みにして、
無理なトレーニングをしていないだろうか
 
何年もトレーニングをしてなかった人が、
いきなり最大筋力の80パーセントを発揮したら、
どこか痛めてしまう可能性もある。
 
そして、近年の研究によれば、
低負荷高回数のトレーニングでも筋肉は肥大すると言われている。
 
そもそも、筋肉の肥大化を至上命題にするボディビルダーや、
筋力アップが大切なパワーリフターと異なり、
我々にとっては、日々快適に過ごせるための
コンディショニングこそが第一優先のはずで、
ビルダーのやり方やリフターのやり方を鵜呑みにするのは、
意味がないし、危険でもある。
 
自分の体である。自分が一番解っているはずなのだ。
 
人がどう言ったからではなく、
自分の体と対話しながらトレーニングをしていくこと、
これが一番大切だと思うのだ。

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