一食あたりのタンパク質量は?
前回の
「プロテインパウダーは体に悪い?」
を読んでくださった方から
そもそも、一回の食事で
どのくらいタンパク質を
摂ったらいいの?
という質問をいただきました。
ここで、体重やライフスタイルを無視して、
厚生労働省の策定した一般的な推奨値
シニア男性60g、シニア女性50gを
三食で摂取するとすれば
一食あたり、男性20g、女性17g
となりますね。
また、
1回の食事、または間食で
摂取するたんぱく質の目安は、
体重x0.25~0.3(g/kg)と言われますので、
体重60㎏の人であれば、
15g~18gということになります。
いずれにせよ、
一回の食事で肉類100gが
めどになりますね。
ただし、
これは三食きちんと毎回とるのが
ポイントになります。
タンパク質は、一度にたくさんとっても
からだはそれを有効活用できません。
一度の食事で有効に活用できる
タンパク質量には限界がある
(=マッスルフル)という現象があり、
一回当たりタンパク質は20gが
からだが活用できる限界である、
というのです。
マッスルフルというのは、
いわば、筋肉がおなか一杯ということ。
巷のマッスルフル現象の説明
マッスルフル=20gというのは
問題がありますが、
一般的な人については
おおむね正しいと考えていいです。
うーむ、毎回の食事で肉100gかあ、
とお悩みの方のために、
こんな本も出ています。
あまり神経質になるのも
どうかと思いますが、
ご参考までに。
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逆に、
意外と少なくていいんだな、
と思う方もいらっしゃるかも。
必死にプロテインを飲まなくても、
ちょっとの心がけで
しっかりタンパク質は摂れます。
前回も書いたように
必要以上にプロテインパウダーを
敵視する必要はありませんが、
逆に、
プロテインパウダーに
頼らなくてもある程度までは
タンパク質量を確保できます。
くれぐれも、
プロテインでおなかいっぱいで
夕食が食べれない~
なんて本末転倒なことを言わないように。
(実話です♪)