習慣を変える前に計測が必要

スマホアプリに、習慣化支援というジャンルのアプリがあります。いくつも種類があって、それぞれの工夫が面白いのですが、これらのアプリのユーザーが、どんな習慣を身に付けたいと思っているのかを調べると、多くの場合、1位は「運動習慣」のようです。

新しい習慣を身に付けるときは、努力に対して見返りが大きいものを選ぶのが良い、といいます。ですから、運動、十分な睡眠、健康的な食生活、整理整頓、人間関係、先延ばしをしない、など、その習慣が身につくことで、生活全体が健康的に変わるものがよいわけです。

さて、アプリの話はともかく、習慣を身に付けようとするとき、私たちはなぜか、自分でハードルを上げがち。身に付けたい習慣を、わざわざ身に付きにくい困難な習慣にしてしまうことがあるのです。

ほんの少し歩く距離を増やせばよい、という場合でも、なぜか、毎朝、早起きしてジョギングすることにしたり、12時に寝るようにすれば十分なケースで、なぜか、9時には寝て、3時から勉強をすることにしたり。

頭の中で考えているだけならば、見たいテレビの誘惑も、夕食が遅くなることも、朝、寒い中で眠気と戦うこともないのですから、素晴らしく健康的な習慣を気分よく考えることができます。そして当然のように挫折してしまうことに…。(もちろん例外はあります。)

ですから、目標を立てるときには、その習慣に関して、自分の現状を知ることが大切なのです。

自分のことは、知っているようで意外と知りません。1日10本煙草を吸う、と言う人が実際には15本吸っていた、なんてことも珍しくはありませんし、睡眠時間は平均何時間か、なんてことであっても、把握していない人は多いのです。だいたい7時間くらい、と漠然と思っていても、実際に計ってみると結構違ったりします。

それどころか、私たちは現実に向かい合わないために、事実を隠そうとすらします。健康診断の前だけ、お酒を飲まず、脂っこいものを食べない、なんてことをする人もいて、健康診断が終わると、安心してとんかつを食べに行く、という実例も見たことがあります。

ですが、本当に食生活を改善したいなら、食べた食事を記録しましょう。運動習慣を身に付けたいなら、歩いた時間や距離、その他の活動時間を記録してみましょう。

そして、その上で、成功を定義しましょう。記録したものが、どのように変われば成功なのかを定義しておくのです。

非現実的な目標は、それ自体が、一つの逃避行動と言われます。まず現実を把握して、現実を変えましょう。現状を把握するだけで、動が変化することさえあるのです。

Follow me!

生きがいづくりセミナー無料ご招待中

生きがいがあれば、もっと健康で幸せになります。生きがいをみつけ、生きる意味を感じて、あなたももっと楽しい毎日を過ごしませんか?ただいま、無料ご招待中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です