広いと浅いですか?

人間関係の満足というのは、
私たちの幸福だけではなく、
健康ともつながっています。

孤独を感じている人は、
主観的には幸福であっても、
追跡調査によると
健康を害す可能性が高い
ということを見ても、

私たちがどれほどに、
社会的動物なのかわかります。

ですが、

具体的には、
どのような人間関係が
理想なのでしょうか?

つまり、

理想の人間関係は、

広く浅くか
狭く深くか、
どちらなのでしょうか。

広く多様な人間関係は、
それだけ社会的サポートとして
優れているように思えますが、

時間やエネルギーが
限られた存在である
私たちにとって、

広いつきあいは、
薄いつきあいを意味し、
心理的親密感が低下する、
という可能性もあります。

一方、

限定的な人間関係は
心理的親密感が高く、
安定的な感情を与える
可能性も高そうですが、

一度こじれたときには
代替的なサポート資源の
入手可能性が低いことが
問題となります。

京都大学准教授の
内田由紀子先生らの
研究によれば、

人間関係の数と質は、
必ずしも
数が増えれば質が下がり、
数が減れば質が上がる、
という関係ではなく、

人間関係の数も少なく
質も低い人もいれば、

つきあう人間も多く、
その付き合いも深い、
という人もいるという

当たり前といえば、
当たり前の結果が得られています。

結局のところ、
数が多いか少ないかではなく、

人間関係をストレス源と
とらえているか、

逆に幸福の資源として
考えているか

それが
幸福になるかどうかの違いだ、

と内田先生は分析しています。

また、

人間関係については

気心が知れた人との関係
のみを大切に思う維持型と

気心が知れた人との関係と
新しい人との交流と
どちらも大切にする開放型があり、

維持型は、
つきあいの質が
幸福感に影響し、

開放型は、
つきあいの数が、
幸福感に影響していることも
明らかにしました。

どうやら、

広く浅くか、
狭く深くか、

などと考えるよりも、

自分が付き合う人を
大切にすること、

そして、

もし自分が
新しい人と出会うことを
喜びとするならば、
新しい人と出会っていくこと、

それが幸福につながる、
ということのようです。

もっとも、

私たちは、
どう友情をはぐくむか、
ということについては、

あまり正面切って
考えることがなく、

去る者は追わず、
来るものは拒まず、

というか、

気が合う人は残るし、
そうじゃない人は去る、

という考えもあるような気がします。

ですが、友情は育むもの。
人間関係は育てるものです。

人の悪口は言わない、
秘密は守る、
相手の話は全力で聴く、
自分をさらけ出す、

そして、何よりも、

時間をきちんとかける、
という当たり前のこと、

大切にしたいものですね。

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